発熱・かぜ

適応

病名
  • 慢性上咽頭炎
  • 新型コロナウイルス感染症後遺症
  • 扁桃病巣感染症(IgA腎症、掌蹠膿疱症、胸肋鎖関節炎)
  • 自律神経失調症
  • 慢性疲労症候群
など
症状
  • 後鼻漏(感)
  • 痰の絡み
  • 慢性的な咳
  • のどの違和感
  • のどの詰まった感じ
  • 倦怠感
  • 疲れやすい
  • 肩こり
  • 全身痛
など

治療方法

擦過療法をおこなう上咽頭の位置

鼻の奥の突き当りの上咽頭という部位に、薬液を塗り込む処置を行います。両側の鼻の中、また口の中から口蓋垂(のどちんこ)の裏側をめがけて綿棒などで行います。最初は週1回程度をお勧めしますが、状態が悪い方は週2回から開始しても良いかもしれません。初期(上咽頭炎が強い時期)にはしみる感じと、治療した綿棒への血液付着がありますが、治療回数が増えて症状が改善してくると出血量もしみる感じも軽減してきます。概ね14回程度を1クールと考えますが、症状が改善すれば早めに終了しても良いし、治療終了後も時々のどの調子が悪い時だけ処置を受けに来られる方もいます。症状によって血液検査や漢方治療を含む内服治療、点鼻薬の併用も行っていきます。